この時期
奈良公園には
お腹をすかせた
『もの欲シカ』
がいっぱい。

おなかちゅいた…。
もう泣きたい…。






ち、葉っぱでも食う
シカないか…

う、まず…








スタンバイOK!

誰かせんべい
買ってくんないかな…。









焼き芋や…。
もう、これでもいい…。

思いは一直線。
届け!
おっちゃんに!







と、そこへ時ならぬ
嬌声が…。
「いやあん、かわいいっ!」

やった!
修学旅行生だっ!

嗚呼、救世主!

せんべい、ちょーだい!
ちょーだい!ちょーだい!



もの欲シカは背後に人の気配がすると、ガパッと振り向きます。
危険を察知する野生動物の本能というより、
奈良シカ特有の 『せんべいセンサー』の働きによるもの…
のような気がしてなりません。

シカも、かなり優秀なセンサー。


さてそんな中、私は国立博物館の裏手で、1頭のりりしい牡鹿と
出逢ったのでありました。

長くなったので、このお話はまた今度!